小説 僕とハミガキ粉 2019.08.29 ありぼ 「おい!おい!」 突然誰かに呼ばれた。けど誰もいない。 朝、自宅で歯を磨いている最中の出来事だった。 「誰?」 僕は反射でそう言ってしまった。 「ここだよ!こっちだ!」 声が聞こえるほうをみると歯磨き粉しかいない。 まさ…